通院先の選び方~交通事故による怪我

整形外科、整骨院、整体院、どこに行けば??

交通事故直後に出血している、痛みがひどくて全く動けない。このような状態であれば、病院にいかなきゃ!となります。

ただ、出血もなく痛みも感じない場合、どうしたらいいのか悩む方が多いです。さらに、どこに行ったらいいのかで悩んでそのまま何もしないケースもあります。

目次

痛みがなくても通院するのがベスト

どこに通院すれば良いのか?説明します。 

  まずは、整形外科に行きましょう!

交通事故にあわれて、目に見える傷害が治っても症状が残る場合があります。後遺症と言われているものです

後遺障害の認定を受けるには、後遺障害診断書が必要です。この診断書ですが、医師しか作成できません

整形外科では、問診の前後でレントゲン撮影やMRI撮影が行われます。MRI撮影によって、なんらかの異常が確認された場合、後遺障害等級の申請や示談交渉で重要な資料として取り扱われます。

  • すぐに病院にいきましょう!
  1. 交通事故日から日数が経って病院に行った場合、MRI画像に異常があっても、事故との因果関係が認められないとして後遺障害が認められないと判断をされてしまう可能性があります。
  2. レントゲンだけで終わってしまう場合があります。MRI撮影もお願いします!と先生にお願いしてください。
  • それ、診断書違いです!

整骨院(接骨院)、整体院のHPで、当院では診断書をお出しできます!こう明記しているところもあります。

ただし、前述した、後遺障害診断書では、ありません。後遺障害診断書は医師のみが作成できます。

整骨院(接骨院)、整体院が発行する診断書と言われているのは、施術証明書、通院証明書のことです。

整骨院(接骨院)ってどんなところ?

整骨院と接骨院は、名称違うだけで一緒になります。

柔道整復師という資格を持っている方が、柔道整復術を行う施設と、厚労省が定めています。

打撲、捻挫、脱臼および骨折などの各種損傷に対して、外科的手術や投薬などの医療行為を行わずに、施術によって回復を図る治療法になります。(医療類似行為)

交通事故の怪我の治療で、病院と整骨院の併用が可能です。

ただ、医師の許可がないまま、接骨院・整骨院の治療を受けた場合、保険会社から支払いを拒否されてしまう恐れがあります。

整骨院通院前に、まず整形外科へ行き医師の診断を受けましょう。医師による診断を受け、医師の指示のもと接骨院・整骨院に通うのがベストです。

 整骨院と整体院の併用

併用できます。

が、整体院の治療費は、損害賠償請求から外れる可能性大です。

理由は、施術によって症状の改善に有効かどうかを判断した場合、医学的に証明することが難しいからです。

整体は手技を用いて骨格の歪みを調整し、健康や体質の改善を図る民間療法です。特に国家資格を取得しなくても施術が可能です。基本的には健康保険は適用されません。(あん摩マッサージ指圧、鍼灸除く)

まとめ

交通事故にあれた場合、痛みがあってもなくても病院へいきましょう。また、痛みの我慢比べをしているわけではありません。少しでも痛みがある場合、医師にハッキリと【どこがどう痛いのか!】の意思表示をしましょう。

保険会社(等級認定機関)は、医師の診断書を元に後遺障害等級を判定します。痛みや不調を伴う箇所はすべて漏れなく伝えてください。

事故直後は痛みがないから大丈夫かなーと、何もしないのが一番危険です。

自覚症状がなくても早期に医師の診断を受けるようにしてください。

知らないだけで損をする、情報格差のおきやすい医療介護領域。

業界での経験をもとに、症状にあわせた適切な治療院や士業をつないでいます。

【交通事故通院なび】へのご相談はいつでもどうぞ!

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